敏感肌の湿疹やかぶれはなぜ起こる?

敏感肌の湿疹などはなぜ起こるのか?

敏感肌の方のお肌の悩みはとても多種多様です。個人差も大きいのですが、このページでは、敏感肌の方の湿疹やかぶれといった症状はなぜ起こるのかを特集していってみたいと思います。

 

敏感肌の方の湿疹には種類がある?

敏感肌の湿疹というのは、言葉に表すとこれだけになるのですが、
自分で湿疹だと思っていても詳しく分類すると種類があるんです。

 

湿疹・皮膚炎・かぶれとは?

皆さんは、湿疹・皮膚炎・かぶれという言葉の違いについて、考えたことがありますか?
敏感肌の方にとってはすべてが同じ肌トラブルの延長のようにも聞こえるかもしれませんね。

 

最初に、湿疹というのは、「皮膚表面の炎症」のことを言います。
つまり湿疹と皮膚炎は、同じことを意味するんです。

 

では、「かぶれ」とは何のことをいうのでしょう。

 

湿疹・皮膚炎の中でも、問題物質が直接皮膚に接触した場合の皮膚の炎症のことをいいます。
接触皮膚炎ともいい、なんにかしら原因になるような物質があって
初めて引き起こされる症状のことを言うのです。
つまり、一般的によく起こりがちな湿疹・皮膚炎と考えることができます。

 

湿疹・皮膚炎のメカニズム

私たちの身体では、様々な刺激に対する防御反応として、「免疫システム」が働いています。
風邪の菌が体に入ってきたらその菌やウイルスを攻撃する免疫を作り出したりと
人体の神秘とも言える素晴らしい機能のことです。
この免疫システムによって、体内に異物が入ると、異物を除去しようとして異物に対する攻撃が起きます。
 しかし、この免疫システムが過剰に働きすぎて炎症が起こり、身体にとってマイナスとなってしまうこともあるのです。
これがいわゆる一般に言う「アレルギー反応」であり、湿疹・皮膚炎の主な発症メカニズムということができます。
 この結果、発赤、腫脹・発疹、疼痛・かゆみといった症状が体の表面に現れてくるのです。
 そのほかにも、皮膚の許容量を超えた刺激物が肌に接し、
皮膚細胞に障害を与えて湿疹・皮膚炎を引き起こすなど、
免疫システムの抗原抗体反応が関与していない「非アレルギー性の湿疹・皮膚炎」もあります。

 

敏感肌の方の湿疹やかぶれは早期治療が重要!

 湿疹・皮膚炎によって、かゆみを感じると、人間はついかきむしってしまいますが、皮膚をひっかくこと自体が更なる刺激になって更にかゆみが生じ、「かゆいからかく、かくことで更にかゆくなる」という悪循環が起こります。かかりつけのお医者様に相談したり、ぐっと我慢できなければ薬をもらうのが一番の特効薬なので、まずは自分で我慢してみて、無理そうだったら病院で薬をもらってきたりしましょう。
長期間にわたってかいたりこすったりすると、皮膚が厚くなり、硬くてゴワゴワした状態になります(苔癬化)。こうして治療を怠っている間に、かきむしった場所から雑菌が繁殖する事が、症状の悪化やトラブルの長期化を招く原因になってしまうのです。
 そこで、かゆみなどの症状が出たら早めに対処する、「早期治療」が大切です。医師や薬剤師に相談して、症状にあった薬を選ぶようにしましょう。我慢することも大切ですが、敏感肌の場合は様々な原因があるので病院に頼る部分と、自分でなんとかする部分を分けて自己管理をしていくほうが大事なので、しっかりと使い分けてくださいね。
またどうしても掻かないということが難しい場合はステロイド剤を使うことを検討してもいいと思いますよ。