お肌の常在菌のバランスを保とう

常在菌という私たちの肌には欠かせない菌類を知っていますか?

 

皮膚の表面や毛穴の中に、この常在菌は数にして約20種類で数百億もの存在があることをご存知でしょうか。
少し前までは常在菌も雑菌と同じ扱いをして、なるべく排除したほうが肌のためにはいいと信じられてきたのですが、
必要な常在菌というのは肌の表面や毛穴の中で外部からの刺激となるものから守るためのバリアを形成することが
判明したんです。

 

お腹の中の腸内フローラも同じように菌類がたくさん存在しているのですが、
お腹の調子を左右する大切な存在で、健康的な腸内環境を保つためには
菌類のバランスを意識する必要があります。

 

お肌も菌類のバランスをいい状態に保つことが大事になるんです。

 

お肌の常在菌は大きく分けて3種類

私たちのお肌には、複数の常在菌がいるのですが、それは腸内環境のように大きく分けて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分けられます。

善玉菌

これはその名前の通りですが、お肌に対してメリットをたくさん与えてくれる常在菌です。例えばお肌に潤いを与えてくれたり、紫外線や雑菌など様々な外部の敵から守ってくれる役割を持ちます。

悪玉菌

これはお肌のトラブルの元となる常在菌だと言われています。ニキビやアトピー等を悪化させることでも有名です。

日和見菌

これは善玉菌と悪玉菌のバランスによってよくも悪くも大きな影響を与える常在菌です。例えば善玉菌が優先の状態になっていると、日和見菌は善玉菌をサポートする働きをしてくれて、逆に悪玉菌優勢の状態だと、悪玉菌の見方をしてしまう。といった具合です。
なお、お肌の常在菌のバランスをよく保つためには、基本的なスキンケアを徹底することが大切だと言われています。
特に紫外線などの外からのダメージに皮膚の常在菌は非常に弱いと言われていますので、そういった意味でも紫外線対策は行っていきたいところです。