産後に急に敏感肌になる理由とは？

いままで大丈夫だったけれど、急に敏感肌になる方って結構多いんですね。
産後のママさんは、そんな敏感肌になりやすかったりもします。このページでは、産後に急に敏感肌になった方の理由などを特集していこうと思います。

 

産後のママさんはホルモンのバランスが崩れていたり、
出産の為の体の中での準備がその後の産後でまだ通常の状態に戻っていなかったりと、急に肌質が変わりやすい状況にあるんです。
普段使っていたスキンケアが急に合わなくなってきたとか、洗顔すると肌があかくなってしまうとかあり得るんですね。

 

出産というものは想像以上に体力も消費します。
産後６～８週程度は「産褥期」と呼ばれ、産後のママさんの体は
急速に消耗した体力も出産のために変化したホルモンも妊娠前の状態にもどろうとします。
体の構造も出産直後から急速に収縮していく子宮は約６週間で元の大きさに戻りますし、大量に分泌されていた女性ホルモンの量も激減します。
このように体だけでも大きな変化を伴い時期でもあるんですね。
それだけ女性にとっては妊娠、出産、産後という時期はとてもデリケートで、大きな変化があって当たり前の時期でもあるんです。
体の状態だけでもこれだけの変化があるので、お肌の状態も変化があって当然といえば当然なんですね。

 

お肌の状態の変化の一番の大きなものが、バリア機能の低下があげられます。
お肌のバリア機能が低下すると、外部刺激に弱くなり、結果として敏感肌へと変わる要因になります。
ホルモンのバランスの変化や、体がもとの状態に戻る為のストレスや、
育児などの睡眠不足、周囲の環境の変化など多くのものが原因になる可能性にある為に、
そういった原因になるものを少しでも除去していくようにすることが大事になります。

 

産後の肌では、通常はしっかりと機能するはずのこのバリア機能が低下します。
その結果、角質層で水分が保持できなくなって乾燥が進んだり、
敏感肌になったり、シミや湿疹が現れたりとさまざまな肌トラブルを引き起こす可能性が高くなるのです。
その可能性をなるべき少なくするために、ストレスを感じないような努力など、
また周囲の環境の変化も、身近な方に手伝ってもらったりといったことも大事になります。
無理はせずに頼る部分は頼って、産後のお肌の環境をストレスなく過ごすようにしましょう。
多くの場合、産後の肌トラブルは数か月の間になくなると言われていますが、そのような努力が必要になるというのも頭に入れておきましょうね。

 

産後に起こる肌トラブル

  • ニキビなどの吹き出物
  • しみ、くすみ
  • 乾燥、かゆみ

やはり産後に起こる肌トラブルを列挙すると乾燥肌になっている状態であるとわかると思います。

 

すべての症状が乾燥肌で悩んでいる方と同じものなんですね。
ホルモンバランスの乱れや睡眠時間の減少、ストレス、便秘の状態などお肌に影響するような条件は整っているんです。

 

基本的にそれらの乾燥肌の諸症状というのは出産後1年位を目安とし改善していくといわれているのですが、
出産によって乱れたホルモンバランスを整えていくのは難しいといった声も聞かれます。
なので自分でも意識して自律神経を整えるように工夫する必要があるんですね。

 

敏感肌のスキンケア

敏感肌の方のスキンケアというのは、間違った化粧品を使っていると
肌がピリピリしたり、刺激によって肌荒れにつながったりととてもデリケートなものです。

 

こういった状態は乾燥肌とも言われていて、敏感肌と乾燥肌というのは
とても近い原因があって、スキンケアを考える時に正しい化粧品を選ぶ必要があるんです。

 

スキンケアに必要となる要素というのは、保湿に尽きるのですが、大切なのは肌に水分を与えるだけではなく
角質層まで水分を浸透させて、保水させることがポイントになるんです！

 

角質層に水分を保水させるためには、天然保湿因子（NMF）やセラミドが必要になります。
天然保湿因子やセラミドというのは本来角質層にあるものなのですが、
敏感肌や乾燥肌というのはそれらの成分が不足しているために
水分不足になっているんです。

 

スキンケアにこういった保水成分が配合されているものを選ぶようにしていきましょう。