肌に刺激を与えないで!アトピー性皮膚炎のケア

アトピー性皮膚炎のひとは、アトピーではない人に比べて肌が敏感になっているため、スキンケアをする時に何を使っても良いというわけにはいきません。
また、炎症中のケアは、炎症が治まっている時のケアよりも注意が必要になってきます。もしも、化粧水がしみるときは化粧水を使わずオイルのみにおさえ、皮膚科などに受診することも考慮してください。
炎症中の時は特にですが、日頃から肌に触れるものに注意して、できるだけ刺激を与えないようにすることです。
また、アトピー性皮膚炎のひとは乾燥肌だったり、肌バリアが壊れていることが多いようです。そのためにもスキンケアの時は保湿を心がけた方が良いようです。スキンケア時には化粧水だけではなく乳液やワセリンなども使用して保湿をする、水をたくさん飲むようにする、ターンオーバーが正常に行われるようにするといったケアをします。
但し、保湿のしすぎで悪化した、というケースもあるようです。過剰な保湿や薬の付けすぎ、洗浄のしすぎは逆効果ですので気をつけましょう。
また、埃や汗なども刺激になるので、毎日お風呂に入り肌を清潔に保つようにすることも有効です。汗を流すことにより最近が繁殖することも防げます。その際は刺激が少ない石鹸・シャンプーを選ぶ、または石鹸などを使わずお湯のみで洗うという方法が有効です。
他にも紫外線などに注意してください。日焼け止めを塗ることも有効です。その場合は刺激にならない、できれば低刺激で「紫外線吸収剤」の入っていないものを選んだほうが良いと思います。
よく、ステロイドをやめると良くなったとか、保湿を止めたら治ったという意見もあるようですが、ひとによっては悪化する場合もあるので、無闇に止めればよいというわけではありません。
また、アトピー性皮膚炎に限りませんが、アトピーやアレルギーの原因に生活習慣や食事、睡眠不足やストレスが原因のこともあります。他にも、普段使っている石鹸やスキンケア用品が合わないということもあるようです。「自分の生活がこの辺が荒れているな」とおもったら、できるだけその習慣を見直すことも有効です。
アトピー性皮膚炎は治るのに時間がかかりますが、無理のない範囲でケアしていくことが大切です。
とはいえ、成人女性の場合は、アトピー性皮膚炎だからといってメイクをしないわけにはいきませんよね。
その場合は、ファンデーションを軽いものにする、化粧下地を使わないか敏感肌用のものにする、ポイントメイクのみにするなどの方法で、肌に刺激を与えないメイク方法をしてみてください。

 

また炭酸パックなどで肌質自体を改善する場合は、刺激の強いものは避けて
その代り効果が出るまでしっかりと継続して使い続けることが重要になります。