パラベンフリーは敏感肌の味方?

パラベンフリーという響きには誰もに聞き覚えがあるのではないでしょうか。ましてや敏感肌の方には気になる言葉の一つでもあるのではないでしょうか?

 

このページではパラベンフリーということを特集していきます。少し過激な内容になるかもしれませんが、正直にいきたいと思います。

 

パラベンてなに?

パラベンというのは正式名称を「パラオキシ安息香酸エステル」といい、飲料や食品、医薬品、化粧品の多くに防腐剤として用いられているものです。
パラベンは化粧品の防腐剤として使用されているわけですが、化粧品は法律によって「3年間の品質保持義務」を負っています。
防腐剤として使われているので、多くの雑菌や細菌に対して静菌作用があり、
匂いもほぼ無臭の為、食品業界にしても化粧品業界にしてもとても有効な成分のひとつとして重宝されてきました。

 

では、なぜパラベンフリーが流行している?

法律的にも表示指定成分といって“パラベンを含有している場合には
必ず表示しなければいけない”というルールがあるんです。

 

そこに表示されるものとして防腐剤だとかパラベンだとか表示されなくてはならないため、
「何だか危ない物質なんじゃないの?」と警戒されてしまうことの多い物質ですね。
パラベンは決してそんなに危険な物質ではありません。
最近はパラベンフリーというのが正義だというようないい方をされているので、
そういったイメージがあるかもしれませんが、しっかりと見て行きましょう。

 

パラベンは”悪”ではない!?

ではなぜこんなにパラベン自体が嫌われているかのような扱いをされているのでしょうか?

パラベンが嫌われている理由は“アレルギーを起こす可能性がある成分”として
配合している場合には必ず明記しなければならない表示指定成分だったことがその要因だったことが言えるでしょう。

 

確かに30年以上前のパラベンというものは単独で使用すると皮膚に吸収されてアレルギーを起こす可能性がありました。
ここが重要なのですが、現在は他の成分と併用することでパラベンの濃度を下げ、安全に使用できる技術が確立されているんです。ご存じだったでしょうか?
一部の化粧品メーカーが、パラベンが表示指定成分だった過去を利用して
“ウチの製品はパラベン使ってないですよ”というキャッチコピーを多用したせいで
“パラベン=危ない?”という誤解がすっかり広まってしまいました。

 

ちなみに、2001年以降は医薬部外品でない限り、化粧品は全成分表示が義務になっていまして、
すでに表示指定成分というルール自体がなくなっています。
ですから、パラベンが表示指定成分だったのは1980年~2001年までの22年間ということになりますね。
現在では正しい基準のもとで利用されるパラベンは、安全な成分であることがハッキリと立証されているのです。

 

また中にはパラベンフリーをうたっておきながらも、ほかの防腐剤で代用しているようなスキンケア商品や化粧品もあるようです。

 

しかし、それらの防腐剤が化粧品やスキンケア商品に配合されていないとしたらどうなるのでしょうか。

 

防腐剤がまったくないほうがいいの?

防腐剤というのはスキンケア商品だけではなく、食品などにも含まれており、
最近の健康志向の高まりやオーガニックブームなどで添加物はないほうがいいとか、
防腐剤はなしのほうがいいなどという傾向が出てきています。

 

ではそのような防腐剤が商品にまったく配合されていないとしたらどうなるのでしょうか。

 

私たちの生活には目に見えていないだけで多くの雑菌やウイルスが一緒に暮らしている
状態ともいえます。

 

防腐剤の役割というのは、腐ることを防ぐという言葉通り、空気に触れることによる劣化や細菌や雑菌の繁殖を
抑える働きです。
こういった防腐剤がまったくない商品というのは、消費期限を考えるととても短く、数日間しか使えず、
それ以降は雑菌の温床になってしまうリスクが高くなってしまいます。

 

 

このことが多くの消費者の方がご存じでないのも、イメージを先行させて商品を売ることを先行させたメーカーの思惑があるような気がいたします。
このサイトではこういったことも包み隠さず真実のみ語っていきますね♪