敏感肌は便秘から引き起こされる?

敏感肌と便秘というのはとても密接な関係があります。このページではそういった関係を少し詳しく特集していこうと考えています。

 

女性は便秘の方がとても多く、また妊娠などの影響での女性ホルモンの乱れなどによって一時的なものや、環境の変化で起こるような便秘も合わせると
ほとんどの方が便秘を経験されているのではないでしょうか。

 

生理の周期によっても便秘になるし、便秘になると肌荒れや吹き出物などができやすいというのは一度は聞いたことがある言葉ではないですか?
女性は男性より便秘になりやすいというのは、こういった女性ならではの生理周期によるところが大きくかかわってきます。

 

便秘の原因は通常は腸内の悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れていくことがほとんどなのですが、
腸の中には腸内細菌という生物が100種類以上で100兆個もいるといわれてるんですよ!
善玉菌、悪玉菌、日和見菌の大きく分類して3つのバランスで腸内フローラが保たれているんですね。

 

「ビフィズス菌」とか「乳酸菌」はからだを健康にしてくれる善玉菌です。

 

善玉菌は、体の中で消化吸収の手助けやビタミンの合成(ビタミンB群)、免疫力アップ、老化予防、そして美肌にもよい影響をあたえています。
しかし、便秘になってしまうと腸内では善玉菌の働きが弱り、代わって悪玉菌の勢力がましてきます。
悪玉菌は、食べ物の腐敗を早めたりアンモニアなどの毒素を排出します。

 

この順番が逆になってみたとしたらどうでしょう。
肌荒れによって便秘になると仮定するとその敏感肌というのは
体の内側からの原因とは考えにくいものとなります。つまり、敏感肌というのは体の中の出来事が原因で起こっていることが多いんです。

 

また便秘になって老廃物がたまっていると、それらを養分として悪玉菌もさらに増殖していくという悪循環にもつながります。

 

腸内にたまった毒素が腸壁から吸収されると血液は汚れてしまい、体質にも悪い影響をあたえます。
もちろん肌にも!
ターンオーバーの乱れ、皮脂腺の働きも異常をお越し肌のバリア機能が低下してしまうこともあります。

 

また便秘ではなくても、便やガスが異常に臭かったりお腹がはっている症状も肌にはよくありません!

 

よくあるのが、無理なダイエットをすることで食生活も乱れ栄養も偏っていき、肌荒れやトラブルをまねきつつ便秘に苦しむ。
こんな悪循環のスパイラルは苦しむだけ損ですよ。さらにホルモンバランスを崩し、お肌の状態も過敏化していくので注意が必要になっていきます。

 

このような便秘が敏感肌にかかわっている場合は、まずは体の中のケアをして便秘や腸内フローラを整えてからのスキンケアが重要になるんですね。

 

敏感肌自体が様々な刺激に肌が過敏になっている状態をいうので、間違ったスキンケアなどは肌のバリア機能が損なわれている状態には
かえってダメージとなり、改善するどころか悪化させることにもなりかねません。

 

ついつい肌トラブルはスキンケアなどの外側からのケアでなんとかしようと考えるのですが、
まずは腸内フローラを整えるところから始めてみてはいかがでしょうか。