敏感肌とアレルギー体質について

敏感肌の方はアレルギー体質であることが多いんです。アレルギー自体現代病とまで言われていて、多くの方を悩ませる原因にもなっています。アレルギー体質は、外からの刺激に敏感に反応する体質です。

 

アレルギー体質の方の中でも今や日本国民の多くを悩ませている花粉症をお持ちの方も多いはずです。花粉がアレルゲンとなって、夜が寝れないというくらいひどい思いをする方もおられます。悩みは結構深刻なんです。
そんなアレルギーのやっかいなところはなんといっても、日常的に接するものを身体が『異物』としてとらえ、体が勝手に反応するところです。これに関しては自分の意識などは関係ありません。またついこないだまで大丈夫だったりしたものでも、反応したりもします。家で暮らしていれば普通に発生するホコリ、チリ。犬や猫などの毛。そして牛乳や卵、そばなどの食べ物・・・。アレルゲンとなりえるものは当たり前のようにそのあたりにあるようなものまであり、ついこないだまで大丈夫だったものが急にアレルゲンとなるといったことまで起こるようです。
昔に比べて増え続けるアレルギーの原因、それは何が原因なんでしょう?
困ったことに、原因は複数考えられます。また、その多くが解明されていません。
たとえば、私たちを取り巻く環境。数十年前にはアレルギー体質の方が少ないのに、現代にこれほどまでアレルギー体質の方が増えているのを疑うには進んだ科学技術やそれらの環境は考慮するに値するでしょう。
食生活に原因がある場合もあります。肉系の油、特にファーストフードの脂は良くないとそうです。また、植物油に含まれている『リノール酸』はオメガ6系の油と呼ばれていて、摂り過ぎるとアレルギーのかゆみや炎症をひきおこすのです。
さらに生活習慣にも原因が潜んでいます。不規則な生活、睡眠不足、ストレス・・・これらも、免疫システムを狂わせる原因となるのです。
アトピー性皮膚炎の人はかゆみのある湿疹が色々な所に現れ、掻いて悪化させてしまうことも少なくありません。肌の様子を見てみると皮脂が極端に少ない状態であり、角質層に正常な量の水分を保っておくことができません。水分が保持できないと乾燥が進み、肌のバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると外的刺激に対応できなくなり、更に症状を悪化させるという悪循環に陥ってしまいますので、一度発症するとなかなか良くならないと言われています。
アトピー性皮膚炎の人は刺激に弱いので、洗顔にも注意が必要です。基本的には石鹸で洗い流せる程度のメイクをしておき、洗顔剤などを使わなくても落とせるようにしておくのがベストです。石鹸は不純物が含まれていない物が多いので、比較的安心して利用することができます。洗う時の温度はぬるま湯程度が望ましく、肌をこすらないように気をつけながら洗っていきます。肌に負担をかけてはいけませんが、汚れをしっかりと落とすことは重要であり、石鹸は洗顔剤が肌に残らないようにすることが大切です。
アトピー性皮膚炎の人のスキンケアでは洗顔から注意を払わなければなりませんが、化粧品を使ったケアにもコツがあります。アトピー性皮膚炎の肌は乾燥しやすくなっていますので、肌中の水分量が適正になるように保湿ケアを行うことは必須です。具体的には水溶性の保湿成分である天然保湿因子の役割を果たす保湿成分でスキンケアを行います。保湿に効果的なものとしてはヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどがあります。これらは高い保湿力を持ちますので毎日のスキンケアにおすすめですが、添加物が入っているとアトピー性皮膚炎の肌からは侵入しやすいので、添加物が含まれていないものを選びます。
何か肌トラブルを抱えていてそれを改善したい場合、化粧品の中では美容液がもっとも効果的だと言われています。美容液には高濃度の美容成分が含まれていますので集中的なケアが行えますが、大量につけると刺激が大きすぎる可能性があります。また、コンディションが悪い時に使用するとリスクが高くますので、コンディションを良く確認しながら使用することも大切です。
肌に優しい化粧品としてオーガニックがよく取りあげられます。確かに低刺激のものがほとんどで、比較的安全にケアを行うことができますが、人によっては植物に対するアレルギーなどもありますので、使用する前に確かめなければなりません。
私たちは、アレルギーを誘発しやすい、厳しい環境で生活しているんですね。

 

お肌の善し悪しは内側からのケアが約70%を占める?!

調べたところによると、私たちは普段お肌に何らかのトラブルがあると、化粧品を変えたり、スキンケアアイテムを駆使してお肌を外側からアプローチしていますね。
ですがそういった外側からのケアが影響するのは大体30%から40%にとどまると言われており、その他のお肌の善し悪しに関係するのは内側の事情だと言われています。
特に腸内環境が重要な要素だと言われており、腸内環境を整えるだけでも肌の状態が劇的に改善すると言う声もあります。
敏感肌も例外ではありません。とは言え、外側からのケアを怠って良いわけではありません。約40%は十分大きな要素です。
しかし、約60%から70%が内側に大きく関係しているとなると、食生活や腸内環境の改善も無視することができませんね。
腸内環境の改善には食生活が大きく関係すると言いますから、まずは心当たりのある方は食生活の改善から行ってみると良いかもしれませんね。